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フッ酸事件 日本と韓国 [社会]

40歳男フラれた腹いせに靴にフッ化水素酸と言う毒塗り、足壊疽させると言う稀にみる残虐な仕返しがありました。

しかも、身に覚えがありませんとのコメントでほんまかいやと突っ込んでしまいました。

近所のおじいさんも、おきまりの「あの子があんな事するなんて・・・」と言っていましたが何か予兆があったはずです。 

静岡県警捜査1課と御殿場署は3月28日、毒劇物取締法に指定されている毒物「フッ化水素酸」を女性の靴の中に塗り、左足を壊疽(えそ)させ、5本の指を切断させる重傷を負わせたなどとする殺人未遂容疑で山梨県山中湖村の会社員・深沢辰次郎容疑者(40)を逮捕した。フラれたことを理由に犯行に及んだとみられる容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。フラれた女性の靴に猛毒を塗り、女性は5本の指を切断―。あまりにも卑劣な事件が発覚した。
御殿場署によると、深沢容疑者は、昨年12月5日に勤務先の同僚である40代女性の靴の中にフッ化水素酸を塗って殺害しようとした疑いで逮捕。フッ化水素酸が人を死に至らしめる毒性を有するため、傷害ではなく殺人未遂容疑での立件となった。

しかも、毒性は半端なく強いこのフッ化水素酸をこの犯人はフラレタ腹いせに靴に塗りたくったいうまさに狂気。

身に覚えが無いなんて白々しい事この上無いですが、そもそもフッ酸(フッ化水素酸)とは何ぞと言いますと・・

フッ化水素(フッかすいそ、弗化水素、hydrogen fluoride)

ヒトの経口最小致死量 = 1.5 g、または 20 mg/kg(体重あたり)。スプーン一杯の誤飲(9%溶液)で死亡の事例もある。吸引すると、灼熱感、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、咽頭痛、嘔吐。症状は遅れて現われることがある 又、眼に入った場合は発赤、痛み、重度の熱傷を起こす。
皮膚に接触すると、体内に容易に浸透する。フッ化水素は体内のカルシウムイオンと結合してフッ化カルシウムを生じる反応を起こすので、骨を侵す。濃度の薄いフッ化水素酸が付着すると、数時間後にうずくような痛みに襲われる。生じたフッ化カルシウム結晶の刺激によるものである。
また、浴びた量が多いと死に至る。これは血液中のカルシウムイオンがフッ化水素によって急速に消費されるために、血中カルシウム濃度が低下し、しばしば重篤な低カルシウム血症を引き起こすためである。この場合、意識は明晰なまま、心室細動を起こし死亡する。(出典Wikipedia)

とまさに、硫酸・硝酸を凌駕する劇薬だそうだ。

その他フッ化水素酸事故はいくつかあるのですが、とりわけ韓国の事件が調べれば調べるほどひどいのでまとめておきました。

韓国で大規模なフッ化水素酸漏れ、近隣住民が避難

結局この事件で3500人の死傷者が出て村一つ消えたと言う事ですが、これほどの大事件に関わらず今回のフッ化水素酸同僚殺害事件で明るみに出ましたが、あまり日本で報道されていなかったと言うのが非常に疑問視される所ですね。 

さらに酷いのが、この事件があったにも関わらずに同様の問題を起こした韓国三星電子のフッ化水素酸漏れ事件。

三星(サムスン) 電子 フッ化水素酸漏出量虚偽申告、挙句9時間も放置!!

三星(サムスン)華城(ファソン)工場でフッ酸が漏れ出し、バルブ修理作業をした協力業者の職員1人が亡くなり4人が負傷した。 三星側は工場内で作業者がフッ酸に露出し人命被害が出たにも関わらず、9時間以上にわたり当局に申告しなかった。

去る27日夜11時頃、京畿道華城市の三星電子華城事業場の半導体生産区域である11ライン付近にある中央化学物質供給装置(CCSS)からふっ化水素希釈液(フッ酸)が漏れ出した。 警察は「フッ酸が漏れ出した貯蔵タンクは500リットルのフッ酸を保存するタンクで、タンクの下部バルブが溶けてフッ酸が漏れ出した」と28日明らかにした。

これに先立ち三星側は27日午後1時30分頃、フッ酸供給装置の異常を把握し、協力業者であるSTIのパク・某(36)氏など職員5人を呼び夜11時から補修作業に入った。 協力業者職員は28日午前4時30分頃、バルブ交換作業を終えたが午前7時30分から首と胸の痛みを訴えた。 症状が激しかったパク氏はソウル漢江(ハンガン)聖心(ソンシム)病院に運ばれたが、午後1時頃亡くなった。

三星電子側は27日午後、フッ酸漏出事故を感知して28日午前に人命被害が生じたしばらく後である午後2時42分頃にようやく電話で京畿道(キョンギド)に通知した。 協力業者職員パク氏がフッ酸の漏れ出たタンクの故障したバルブを修理し、異常症状を見せてから9時間ぶりのことだった。 現行の有害化学物質管理法は、有害化学物質事故が発生したりまたは、人の健康や環境に危害が発生する場合、該当地方官公署などに申告することになっている。

三星電子はフッ酸の外部流出可能性はないと公式確認した。 三星電子関係者は「今回の事故で漏れ出たふっ化水素希釈液は2~3リットルできわめて少量であり、流出時に廃水処理場へ自動移送される構造であるため社外へ流出する可能性はない」と話した。

しかし京畿道は「漏れ出たフッ酸の量を10l程度と確認した」と明らかにした。 京畿道消防災難本部は消防車7台を現場に送りフッ酸流出にともなう対備に入った。

水原/キム・キソン、ホン・ヨンドク、キム・ジンチョル記者 player009@hani.co.kr

亀尾の事件を受けてフッ化水素酸を使用するメーカーは指導を受けていたにも関わらず、指導要領を無視して放置とは世界企業として如何なものか? 

日本であった事件も載せておきます。

八王子市歯科医師フッ化水素酸誤塗布事故

1982年4月20日午後3時40分頃。東京都八王子市めじろ台の竹中歯科めじろ台医院(歯科医院)で、同院の院長(当時69歳)がう蝕予防用のフッ化ナトリウムのラベルがある合成樹脂製小瓶の液体を脱脂綿にしみこませ、同町に住む女児(当時3歳)の歯に塗布したところ、辛いと訴えた。フッ化ナトリウムは本来無味である。女児の母親と同院の助手の女性が女児の体を押さえつけ、さらに液体を塗布したが、女児は診察台から転がり落ちて苦しがり、口からは白煙が上がった。救急車で近所の医院に搬送され、症状が重篤であるため東京医科大学八王子医療センターに転送されたが、同日午後6時5分、急性薬物中毒のため死亡した[1]。翌日、女児の通夜の席で、歯科医師は脳血栓の発作を起こし倒れた。

この液体は歯科医院が歯科材料商社から大瓶で購入し、歯科医師が事件当日小瓶に移し替えて使用していた。事故後に歯科医師の妻(当時59歳)が「薬を間違ったのでは」と思い、ためしに塗布液を自分の歯に塗ってみたところ、強い刺激とともに歯ぐきが荒れたため、うがいをして吐き出したという。妻はこの液体を中身ごと自宅の焼却炉で処分した。妻には医学や薬学の知識はなかった。

その後の調べで、同年3月19日に歯科医師の妻が同市台町の歯科材料業者に、フッ化ナトリウムのつもりで「フッ素」と注文し、業者はこれを歯科技工用のフッ化水素酸と解釈して同院に配達した。その際、毒物及び劇物取締法に基づき、受領書に捺印を求めた。これは、フッ化ナトリウムでは不要のものであった。この瓶と従来使用していたフッ化ナトリウムの瓶の意匠が異なることについて、歯科医師は「前年暮から新たに取引を始めた業者であり、別のメーカーの製品ではないか」と思いこみ、品名を確認していなかった(出典WIKIPEDIA)

幼児とは言え、歯に塗っただけで死亡とは恐ろしいですね。

あるサイト上に書かれていましたが、幼児は2Mも跳ね飛んで痙攣を起こしたとか・・・・・


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